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ポケモンGO「いつでも冒険モード」の功罪

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 スマートフォンゲーム「Pokemon GO」(以下、ポケモンGO)に「いつでも冒険モード」が実装されました。アプリを起動していないときに歩いた距離もゲームに反映されるというもので、仕事で外出が多い人や、「Pokemon GO Plus」を持っていない人にはうれしい機能です。ところで、「リオル難民」と呼ばれる一部のトレーナーも、この新機能に熱い視線を送っているようです。どういうことでしょうか。

「いつでも冒険モード」
「いつでも冒険モード」
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 いつでも冒険モードは、iOS端末の「ヘルスケア」、Androidの「Google Fit」という標準的なフィットネスアプリと連携します。例えばヘルスケアは、iPhoneの電源が入っていれば内蔵ジャイロセンサーで歩数を、GPSで移動距離を計測し、記録しているため、ポケモンGOがそのデータを参照すれば距離が加算できます(設定方法については別記事をご覧ください)。

 もう一つの目玉は、毎週月曜日の午前9時ごろに届く「フィットネスリポート」と報酬(リワード)です。1週間で歩いた距離が「5キロメートル」「25キロメートル」「50キロメートル」を超えるとそれぞれに設定されている報酬が加算されていく仕組み。大量のモンスターボールなどのアイテムが画面を埋める勢いで出てきます。気持ちいいですね。

大量のモンスターボールなどが出てくるリワード画面
大量のモンスターボールなどが出てくるリワード画面
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 それだけではありません。5キロメートルのリワードはモンスターボール(20個)固定ですが、25キロメートルになるとスーパーボール(10個)に加え、「ほしのすな」「ふしぎなあめ」「5kmタマゴ」といったアイテムのいずれか1つをランダムでもらえる仕組みになっています。さらに50キロメートルになると「10kmタマゴ」が出てくる可能性もあり、そのタマゴからは第4世代(シンオウ地方)のレアポケモン「リオル」が高い確率で生まれるとネット上で話題になっています。

5キロ、25キロ、50キロにそれぞれ報酬があります
5キロ、25キロ、50キロにそれぞれ報酬があります
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 リオルといえば、劇場版ポケットモンスターのタイトルにもなった「ルカリオ」に進化するポケモン。多くのトレーナーが喉から手が出るほど欲しがっているレアポケとあって、月曜日の朝になるとSNSでは「10kmタマゴ出た」という喜びの声があふれます。どうやら米Nianticは、これまでのフィットネスアプリでは難しかった、歩くためのモチベーションを飛躍的に向上させるシステムを作り上げたようです。

「ルカリオ」(参考画像)
「ルカリオ」(参考画像)
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 前置きが長くなりましたが、要するに「私も10kmタマゴが欲しい」です。フレンドたちはどんどんリオルをゲットしていて、ドヤ顔で相棒にしています。同僚の某氏などは、ちょっと前までルカリオを相棒にしていたのに、最近リオルに「退化」しました。つまり、文字にするのもいまいましいことながら2体目をゲットしたのでしょう。ポケモンGOに持つ者と持たざる者の格差が広がっている今、10kmタマゴという革命が必要なのです。とくに私に。

同僚の某氏(プライバシー保護のため画像を加工しています)
同僚の某氏(プライバシー保護のため画像を加工しています)
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 幸い、先週末は「ヒノアラシ」のコミュニティデイがあったので気合いは十分。なにしろポケモン捕獲とタマゴ孵化時に獲得できる「ほしのすな」が通常の4倍です。そして大方の予想通り、サーバの障害が発生して延長戦に突入。歩いた距離はどんどん延びました。

イベント開始直後
イベント開始直後
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その数分後
その数分後
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 10kmタマゴをゲットするためには、いくつかの注意点があります。まず所持できるタマゴの枠(最大9個)に「空き」が必要です。歩行距離が50キロメートルを超えた場合、25kmのリワードで「5kmタマゴ」、50kmのリワードで「5kmタマゴ」あるいは「10kmタマゴ」が出てくる可能性があるので、空きは2個確保したいところ。

 でも、ポケモンGOはポケストップなどを回すとタマゴがドロップするため、タマゴを孵化させた後は、リワードをもらうまでポケストップやジムのフォトディスクを回せないという制約が生じます。同じ理由でフレンドから送られてきたギフトも開けてはいけません。さらに、ポケモンボックスにも空きがないとタマゴが出ない仕様だそうで、いろいろと面倒です。

おや?
おや?
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 このため日曜日の夜は、なにかと制約の多い「縛りプレイ」になってしまいました。ポケストップを回せないということは、ボールや「くすり」「きのみ」といったアイテムの補充ができません。ボールがなくなったらポケモンを捕獲できず、くすりが足りないとレイドやジムバトルに影響します。ジムを崩した後、自色になったフォトディスクを回してアイテムを出てくる様子を眺めつつ悦に入ることすらできません。ほしのすな2倍イベント中だというのに、アクティブなトレーナーにはつらい状況です。

とてもつらい
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 それでも、月曜日の朝に10kmタマゴが転がり出てくることを信じてガマン。結局、日曜日の夜までに累計80キロメートルを歩き、タマゴの枠は空きを5つ確保しました(たぶん2つ以上は意味ないです)。「道具」画面を見ると、全てのボールが「0」になっていました。

たくさん歩きました
たくさん歩きました
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 ついにその時が……!?

 月曜日の午前9時。タマゴの枠やポケモンボックスの空きを再度チェックして、いよいよリワードをもらいます。フレンドの相棒を見て歯ぎしりするのも今日まで。10kmタマゴが出てきたらすぐ「スーパーふかそうち」にたたき込み、旅に出る覚悟で画面をタップしました。

リワードを入手!
リワードを入手!
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たくさんのボールがわき出します
たくさんのボールがわき出します
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 たくさんのボールがわき出します。それに混じってタマゴが出て……きません、ね。

ぼうけんノートを確認
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 ……。

タマゴの画面を二度見
タマゴの画面を二度見
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 ……。

 _(:3」∠)_

 そう、タマゴの枠を開けたからといって、必ずタマゴが出てくるとは限りません。今回は25キロメートルの報酬が「ほしのすな」、50キロメートルは「ふしぎなアメ」3個というパターンだった模様。ちなみに先週とほぼ同じです。

 どうやら米Nianticは、人間から全ての気力を奪うシステムを作り上げてしまったようです。

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