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北海道震度7地震で再生エネ、全面復旧まで約1週間 災害時の活用が課題に

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停電で照明が消えた商店街を行き交う人たち。ブラックアウトはさまざまな課題を浮き彫りにした=6日夜、札幌市中心部の狸小路商店街
停電で照明が消えた商店街を行き交う人たち。ブラックアウトはさまざまな課題を浮き彫りにした=6日夜、札幌市中心部の狸小路商店街

 北海道の地震に伴う全域停電(ブラックアウト)に関し、再生可能エネルギーである太陽光発電と風力発電が全面復旧するまで約1週間を要していたことが、経済産業省の調べで27日分かった。政府は7月に改定したエネルギー基本計画で再生エネを主力電源に育成する方針を掲げているが、災害時の活用のあり方が今後の課題となりそうだ。

 道内には太陽光と風力で176万キロワットの供給力があった。地震で苫東厚真(とまとうあつま)火力発電所が損傷し停止したことで道内の電力の需給バランスが崩れ、北海道電力の電力網とつながっている再生エネの発電設備は自動的に電力網から切り離された。

 太陽光や風力は天候で発電量が変動しやすく、調整役を担う火力発電所などを並行して一定程度稼働させる必要がある。今回はこうした調整力の確保に時間がかかり、再生エネの全面復旧に約1週間かかった。

 まず、6日未明の地震発生から丸2日がたった8日午前に、住宅用の太陽光などが稼働した。ただ、太陽光や風力の本格的な復旧は、本州からの電力を受電する連系線の余力が一部確保された11日午前以降で、「メガソーラー」の設備も含めて全ての再生エネが復旧したのは京極揚水発電所の再稼働で連系線の余力が安定的に確保された14日午後となった。

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