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【主張】芸能人の逮捕 大麻は危険な薬物である

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 アイドルグループ「KAT-TUN」元メンバーの田口淳之介容疑者と元女優の小嶺麗奈容疑者が、大麻取締法違反(所持)容疑で、厚生労働省関東信越厚生局麻薬取締部に逮捕された。

 芸能界では4月、ミュージシャンで俳優のピエール瀧(本名・瀧正則)被告が麻薬取締法違反の罪で起訴されたばかりだ。

 深刻な薬物の蔓延(まんえん)は芸能界にとどまらない。特に大麻事件の摘発は昨年、前年比570人増の3578人で過去最多となった。

 年齢層別では人口10万人当たりの摘発は14~19歳で4年前の1・1人から6・0人、20代は5・0人から12・2人、30代は4・1人から7・3人と若い世代で激増している。田口、小嶺両容疑者も30代だった。

 平成21年をピークに減少傾向にあった大麻事件の摘発件数が26年以降、再び増加に転じたのは、同年に医薬品医療機器等法(旧薬事法)が改正され、危険ドラッグの取り締まりが強化されたことによるとみられる。

 加えてこうした傾向を助長しているのが、「大麻は他の薬物より安全」「大麻に習慣性はなく依存症にならない」といった風説、誤情報である。

 大麻に含まれるTHC(テトラヒドロカンナビノール)という成分は脳の中枢神経に作用し、妄想や幻覚を引き起こす。精神疾患につながる危険性も指摘され、「依存」状態も認められる。決して安全な薬物ではない。

 しかも、大麻取締法によって禁じられた違法行為である。単純所持で5年以下、営利目的の栽培・輸出入なら10年以下の懲役が科せられる。

 違法行為であるから、反社会勢力の資金源となる。昨年、横浜市内の3軒の住宅で大麻草を育てていたグループや、28年に鹿児島県内のビニールハウスで大麻草を育てていて摘発されたベトナム人らのグループには、指定暴力団の関与が明らかになった。

 警察庁は今年4月、大麻の若年層への浸透が深刻化しているとして、ホームページに、識者や若者に人気のラッパーらが大麻の有毒性や乱用防止を訴えるウェブサイトを開設した。「違法大麻を撲滅するのはオレたちだ!」で開くことができる。

 大麻のワナに陥る前に、大いに活用してほしい。

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