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大津園児死傷事故で遺族ら検審申し立て、直進車の不起訴で

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記者会見する弁護団の石川賢治弁護士(右)=7日、大津市
記者会見する弁護団の石川賢治弁護士(右)=7日、大津市

 大津市の交差点で令和元年5月、車2台が衝突し、弾みで1台が保育園児らの列に突っ込み16人が死傷した事故で、遺族や被害者の家族計11人が7日、自動車運転処罰法違反(過失致死傷)容疑で書類送検された直進車の女性(64)の不起訴処分を不服として、弁護団を通じ大津検察審査会に審査を申し立てた。

 事故は5月8日午前10時15分ごろ、同市の県道交差点で発生。右折の乗用車と対向車線を直進してきた軽乗用車が衝突し、軽乗用車が散歩中に信号待ちをしていた保育園児らの列に突っ込み、園児2人が死亡、14人が重軽傷を負った。大津地検は同6月、直進車が前方不注視もなく青信号に従って交差点を走行していたことなどから、「刑事責任を問える過失は認めがたい」として女性を不起訴処分とした。

 審査申立書によると、女性は右折車の動向に意識を向けつつ減速するなどの注意義務を怠り、交差点を漫然と通過しようとした過失があるとしている。

 申し立て後に大津市内で記者会見した弁護団は、事故で犠牲になった男児=当時(2)=の家族の「ブレーキも踏まず息子たちに痛い思いをさせた以上、罪がない人にはできません」とするコメントを発表。石川賢治弁護士は「運転技量の低い人に合わせていたら、道路はいつまでも安全にならない。起訴相当の判断を期待する」と述べた。

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