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放火殺人 男に無期懲役判決 奈良

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 奈良県橿原市で令和元年11月、アパートの一室から住人ではない元派遣社員、山岡直樹さん=当時(28)=の焼死体が見つかった放火殺人事件で、殺人や現住建造物等放火などの罪に問われた住人の無職、竹株脩(しゅう)被告(21)の裁判員裁判の判決公判が26日、奈良地裁で開かれ、岩崎邦生裁判長は「無差別の計画的な殺人で生命軽視が甚だしい」などとして求刑通り無期懲役を言い渡した。

 岩崎裁判長は、竹株被告の犯行について「強固な殺意に基づくもので、冷酷で残虐」と指摘。「何の落ち度もない被害者は、耐え難い苦痛や恐怖や絶望の中で絶命した」と非難した。

 弁護側は「竹株被告が犯人とするには合理的な疑いが残る」として無罪を主張したが、岩崎裁判長は、事件後に凶器のなたや山岡さんの免許証などを所持していたことから「被告以外に犯人はいない」と退けた。

 判決によると、竹株被告は元年11月24日午後10時半ごろ、奈良県桜井市内の路上を歩いていた山岡さんの首付近をなたで数回たたき、車の荷台に乗せて橿原市内のアパートの自室に運び込み、放火して山岡さんを殺害した。

 山岡さんの父、康了さんは判決後、「私たち家族が求めた死刑判決が下されなかったことは残念でならない。被告人には一生をかけて罪を償わせてほしい」とコメントした。

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