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警視庁新捜査1課長 福山氏「若手は即戦力」

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警視庁捜査1課長への就任が決まり、記者会見する福山隆夫氏(代表撮影)
警視庁捜査1課長への就任が決まり、記者会見する福山隆夫氏(代表撮影)

 首都・東京で起きる殺人や誘拐、強盗など凶悪事件の捜査を担う警視庁捜査1課長に15日、福山隆夫氏(54)が就任した。東京五輪・パラリンピックの開催が迫る中、初動捜査のさらなる強化と若手の積極起用を掲げ、「一致団結し、必ず成果を上げる」と力を込めた。

 平成元年に入庁。捜査1課ナンバー2の理事官、第1機動捜査隊長など捜査畑の要職を歴任した。前任は鑑識課長で科学捜査にも精通。「今はスピードの時代。若手は即戦力として活躍してもらう」と語り、若手の機動力とベテランの経験の融合に活路を見いだす。

 刑事の世界では、厳然とした規律のもと、事件解決に全身全霊をささげる伝統が息づいている。自らも「お茶くみ3年」と例えられる厳しい下積みを経験したが、「一番キャリアの浅い若手が意見できる空気をつくれば、ホシ(犯人)は挙がる」と確信している。

 捜査1課の係長時代、連続強盗事件を担当した。難航する捜査の突破口を開いたのは若手の署員。パソコンでの分析にたけ、次の犯行時間や場所を予測して犯人摘発につなげ、ベテラン刑事が自供に導いた。

 学生時代、全力で打ち込んだ野球が人生の活力だ。愛読書は名コーチとして知られる元横浜高野球部長の小倉清一郎(きよいちろう)さんの著作で、戦術や配球の妙味を楽しむ。2人の息子は高校野球で計3度、甲子園に出場。「自分がかなえられなかった夢。得難い経験ができた」と顔をほころばせる。

 「果敢に、そして謙虚であれ」をモットーに巧妙化する凶悪犯罪、未解決事件に挑む。(松崎翼)

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