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千葉停電1週間、無情の雨…屋根被害の住民ら不安な日々

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 台風15号による千葉県の広域停電は、16日で発生から1週間となった。全面復旧の見通しが修正され「27日まで」とするエリアが拡大されるなか、千葉県は強い雨に見舞われ、避難勧告も出された。家屋の修復作業の最中に襲った無情の雨に、被災した人々は苦悩の表情を浮かべ、長期化する復旧に疲労をにじませた。

 屋根瓦が飛ばされるなど約300戸の住宅が被害を受けた同県匝瑳(そうさ)市や周辺の市町では、被災後初めての本格的な雨に住民らが不安な一日を過ごした。前日までにブルーシートなどで応急処置をしたものの、再び雨漏りに悩まされた家屋もあった。

 「シートを張ったから大丈夫だと思っていたのに」。九十九里海岸の近くで食堂を営む同市野手の鈴木一郎さん(69)は、店舗兼住宅の2階の屋根瓦が3分の1ほど台風で飛ばされた。14日に業者がブルーシートを張ってくれたが、瓦に隙間ができていたとみられ、16日未明からの雨で2階が水浸しに。「1階で寝ていたので、朝になるまで気がつかなかった。すぐに家中のバケツやたらいを30個くらいかき集めて、ポタポタ垂れてくる場所に置いた」と鈴木さんは疲れた表情を浮かべた。

 台風15号で2階からしみ込んできた雨水が食堂の天井や畳などを濡らし、臨時休業が続いている。築45年という店舗は、5年前に外壁などをリフォームしたばかりだった。「リフォームの返済も残っているし、今回の修理も資金のめどは立っていない。店を直さなければ食っていけないが、再開できるかも分からない」と鈴木さんは嘆いた。

 屋根瓦が飛ばされるなどした同市今泉の畜産業、宇井憲司さん(76)の自宅では、ブルーシートと土嚢(どのう)を用意して応急処置していた。台風の時は2階の天井から流れてきた雨水で1階まで水浸しになったが、「不安もあったけど、今回は大丈夫だった」。屋根の修理は、「9日に業者に連絡した段階で100件ほど問い合わせがあったというので見通しがつかない。すぐに来てくれるわけじゃないだろうし、待つしかない」とあきらめ顔だ。

 多古町南借当(かりあて)の会社員、並木好則さん(50)は、自宅東側の屋根瓦が100枚ほどめくれる被害を受けた。「修理を頼んだが、すぐにはできないといわれた。雨の予報だったので、14日に役場からブルーシートをもらって自分で屋根に上ったが、怖かった」。飛ばされた瓦が隣の家のガラスを割ってしまったといい、「早く直したいが、まだ業者に連絡がつかないので困っている」とも話した。

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