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台風15号 伊東で3千世帯断水 生活直撃、長期化も

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 強烈な台風15号が通過して2日が経過した10日、停電の影響などで静岡県内3市3町で断水が発生し、市民の生活を直撃している。伊東市では午後5時現在、約3千世帯で断水。市内3カ所に設けられた給水所を訪れる住民が後を絶たず、市民からは不安の声が相次いだ。

 伊東市では早朝から対島中学校▽八幡野コミュニティセンター▽生涯学習センター池会館-に給水車計10台を派遣し、職員らが給水作業に当たった。給水に訪れていた2世帯8人で暮らす同市八幡野の会社員、小川智恵子さん(41)によると9日夜から断水したという。大人数で生活していることもあり、「(大量の水を使う)トイレを流すのが一番困る」と頭を抱える。「今日は仕事が休みだったからよかったが、仕事をしながらだとヘトヘトになってしまう」と困惑していた。

 断水や停電の影響で洗濯ができないことも悩みとなっている。インフラが止まっていない遠方のコインランドリーまで行かなければならない状況だ。同市八幡野の主婦、増田雅子さん(49)は車のある近隣住民に洗濯をお願いしたといい、「水があるのはありがたい。無くなって初めて大切さに気づいた」と話す。

 断水となったのは同市八幡野▽富戸▽荻▽湯川-の4地域。市によると、八幡野と富戸では主要な水源となっている池地区の水道施設周辺で土砂崩れがあった影響で、排水トンネルがふさがれ、鳴川が氾濫。周辺の田畑が冠水し、孤立状態となっている。管理会社は同日午後、手漕ぎボートを使って発電機用の燃料をポリタンクで輸送した。担当者は「電気が復旧しない限り、燃料を毎日補充しないといけない状況」と不安をのぞかせた。

 断水が長期化する可能性もあり、伊東市には11日、浜松市や島田市など4市から給水車の応援が来る予定で、給水所を1カ所追加して対応するとしている。

 伊東市など東京電力管内で台風15号による大規模停電が続いていることを受け、中部電力は10日までに、東電に応援部隊を派遣した。12日までの予定。同社社員と関連会社員計550人と、高圧発電機車13台、高所作業車24台など車両計89台が、東電管内で停電の現場確認や復旧作業などに当たる。

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