PR

紀伊半島豪雨8年 和歌山と奈良で慰霊祭

PR

紀伊半島豪雨から8年を迎え、追悼式で献花をする遺族ら=奈良県五條市
紀伊半島豪雨から8年を迎え、追悼式で献花をする遺族ら=奈良県五條市

 和歌山、奈良、三重の3県で死者・行方不明者が計88人に上った平成23年9月の紀伊半島豪雨から8年がたった4日、和歌山県那智勝浦町と奈良県五條市で、慰霊祭が行われた。

 29人が死亡・行方不明となった那智勝浦町の慰霊祭は4日未明、紀伊半島大水害記念公園で遺族会が主催。那智川に土石流が発生して大規模な氾濫があった午前1時、約20人が29個のキャンドルに火をともし、静かに手を合わせた。

 父とおいが犠牲になった遺族会代表の岩渕三千生(みちお)さん(58)は「毎年、あの日がなかったら今頃皆どうしていただろうと、犠牲になった方々を思い出す。二度とこんな災害が起こらないように見守ってください、と祈った」と話した。

 一方、奈良県五條市大塔町では、山の斜面が基盤ごと崩れる「深層崩壊」が発生したほか河川も氾濫し、11人が死亡・行方不明となった。追悼式には、遺族や行方不明者の家族、住民ら約100人が参加。被災者家族代表として、妹を亡くした中西勇次さん(51)が「犠牲になった命を無駄にしないため、災害での経験を防災活動に生かし、後世に語り継いでほしい」と訴えた。

この記事を共有する

おすすめ情報