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群馬バス転落、14人重軽傷 サイドブレーキ甘く?20メートル下斜面に

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群馬県南牧村で山中に転落したバス(右)=10日午後5時26分
群馬県南牧村で山中に転落したバス(右)=10日午後5時26分
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 10日午後2時50分ごろ、群馬県南牧村(なんもくむら)の大仁田ダム付近で「バスが転落した」と119番があった。県警富岡署や地元消防によると、登山グループのメンバーが乗り込んだバスが停車中に動きだし、約20メートル下の斜面に転落。14人が重軽傷を負い、うち3人が重傷。いずれも意識はあるという。

 同署は、業務上過失傷害容疑でバスを現地まで運転した自営業、海老原功容疑者(66)=茨城県守谷市=を現行犯逮捕した。「エンジンをかけたままバスを降りた。サイドブレーキはかけたが、甘かったかもしれない」などと供述しており、同署が詳しい状況を調べている。

 現場は同村大仁田の烏帽子岳登山口付近の村道。同署などによると、グループは茨城県取手市から来た50代から80代の男女18人で、事故は一行が下山を終え、チャーターしたマイクロバスに乗り込んでいる際に発生した。

 18人のうち15人がバスに乗車したところ、バスが動き出し、車体の前面から斜面に転落、約20メートル下の樹木に引っかかった状態で止まった。カーブミラーをなぎ倒して木々の間に突っ込んだ状態で、登山口付近からガードレールのない部分を通る形で落下したとみられる。

 車体の前方は確認できなかったが、側面や上部に目立った破損はなく、側面下部にある荷物の収納口が開いていた。現場にはドクターヘリや救急車などが集まり、関係者が慌ただしく救助作業に当たった。

 重傷の3人はいずれも女性で、60代1人と70代が2人。11人は軽傷、1人はけががなかった。グループのうち3人は当時、バスに乗車しておらず、海老原容疑者は車外で登山者の荷物を運んでいたとみられる。

 南牧村によると、烏帽子岳ではこの時期、アカヤシオの花が見頃を迎えるため、登山客でにぎわうという。

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