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【文科省汚職】汚職関連業者から接待、次官ら3人減給 2人引責辞任 文科相「極めて遺憾」

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文科省汚職で戸谷一夫事務次官辞任へ。会見する林芳正文科相=21日午前、東京都千代田区(飯田英男撮影)
文科省汚職で戸谷一夫事務次官辞任へ。会見する林芳正文科相=21日午前、東京都千代田区(飯田英男撮影)

 林芳正文部科学相は21日の閣議後会見で、同省幹部が絡む贈収賄事件を受けた省内調査を踏まえ、業者側から不適切な接待を受けていたとして、国家公務員倫理規程に基づき、戸谷(とだに)一夫事務次官(61)や高橋道和(みちやす)初等中等教育局長(57)ら幹部3人を減給とする懲戒処分を発表した。戸谷、高橋両氏は責任を取って同日付で辞任。文科省では昨年、違法な天下り斡旋(あっせん)問題で前任の事務次官の前川喜平氏も引責辞任しており、2代連続という異例の事態となった。

 減給はいずれも10分の1で、処分期間は戸谷氏が3カ月、高橋氏が2カ月。ほかに減給処分となった義本博司高等教育局長(56)は1カ月。戸谷、高橋両氏からは20日に辞任の申し出があったという。

 林氏は不適切な接待を幹部が受けていたことについて「極めて遺憾。服務規律順守の徹底を図りたい」と陳謝し、組織の立て直しに取り組む意向を強調した。

 事件では、前科学技術・学術政策局長と前国際統括官の2人が受託収賄罪などでそれぞれ逮捕・起訴された。戸谷氏についても、東京地検特捜部が事務次官室を家宅捜索したほか、贈賄側の業者との会食に同席していたことが判明。高橋氏らも業者から接待を受けていた疑いが浮上し、特捜部の事情聴取を受けていた。

 一連の汚職事件を受け、文科省は有識者による調査・検証チームを設置。全職員を対象に、贈賄側の業者ら外部から飲食接待や金銭の贈与を受けたことがあるか調査していた。戸谷氏ら3人は調査に対し、業者側から接待を受けたことを認めた。

 文科省では平成29年1月、違法な天下り斡旋問題が発覚。最終的に62件の国家公務員法違反が確認され、事務次官経験者を含め職員40人以上を停職や減給、文書による厳重注意などで処分した。

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