産経ニュース for mobile

前山梨市長に判決「公務の清廉性汚した」 懲役3年、執行猶予5年 東京地裁

記事詳細

前山梨市長に判決「公務の清廉性汚した」 懲役3年、執行猶予5年 東京地裁

更新

 山梨県山梨市の職員採用をめぐる贈収賄事件で、採用で便宜を図る見返りに賄賂を受け取ったなどとして、受託収賄などの罪に問われた前山梨市長、望月清賢(せいき)被告(70)の判決公判が26日、東京地裁で開かれた。島田一裁判長は「公務の清廉性を汚した」として懲役3年、執行猶予5年、追徴金80万円(求刑懲役3年、追徴金80万円)を言い渡した。

<< 下に続く >>

 島田裁判長は、「公務員の任用制度に対する信頼を著しく低下させた」と述べ、動機については「支援者の恩義に報いて便宜を図ろうという自己本位な考え」と指摘した。

 一方、市長職を辞職し、給与を返上したことから「反省の態度を示している」などとして執行猶予付き判決が相当とした。

 判決言い渡し後、島田裁判長は望月被告に「一度失われた信用を回復するのは大変なこと。山梨市の信頼を回復するためにどうしたらいいか考えて行動してください」と説諭した。

 判決によると、望月被告は平成26~28年度の採用試験で、計4人を不正に採用したほか、補欠合格者1人を早期に採用するよう依頼を受けて現金80万円を受け取るなどした。