産経ニュース for mobile

【動画あり】渋谷暴動事件、大坂正明容疑者を逮捕 警視庁、事件から46年ぶり

記事詳細

渋谷暴動事件、大坂正明容疑者を逮捕 警視庁、事件から46年ぶり

動画あり更新
移送される大坂正明容疑者(中央)=7日午後、大阪国際空港(伊丹空港)(山田哲司撮影) 1/5枚

 渋谷暴動事件(昭和46年)をめぐり警視庁に指名手配されていた過激派「中核派」の大坂正明容疑者(67)が公務執行妨害容疑で大阪府警に逮捕された事件で、警視庁公安部は7日、大坂容疑者を殺人など5つの容疑で逮捕した。公安部は同日、大坂容疑者を勾留先の府警大淀署から東京・桜田門の警視庁本部に移送するとともに特別捜査本部を設置。46年間謎に包まれていた大坂容疑者の行動と組織の実態を解明する。

<< 下に続く >>

 特別捜査本部によると、大坂容疑者は無言のまま素直に逮捕に応じたという。

 逮捕容疑は昭和46年11月14日、東京・渋谷で沖縄返還協定に反対するデモに参加し、ほかのデモ隊らと警備に当たっていた新潟県警の中村恒雄警部補=当時(21)、2階級特進=を鉄パイプで殴打し火炎瓶を投げつけて焼殺したなどとしている。

 容疑は殺人▽現住建造物等放火▽凶器準備集合▽傷害▽公務執行妨害-の5つ。大坂容疑者は実行役とみられ指名手配されたが逃走。共犯者とされる男の公判が病気治療のために停止し、時効は成立せず、平成22年の刑事訴訟法改正で時効は廃止された。

 府警はこれまでに、大坂容疑者の母親や父方の親族の男性とのDNA型鑑定で、血縁関係があるとみて矛盾がないなどといった結果を得ていた。これらの証拠から府警と警視庁は6日、逮捕した男が大坂容疑者本人と特定した。

 大坂容疑者は5月、府警が広島市のマンションを家宅捜索した際に、別の中核派の非公然活動家と室内におり、公務執行妨害容疑で逮捕された。逮捕後は完全黙秘を貫いている。

 公安部はこれまでに、東京都立川市や北区の中核派のアジトを捜索、大坂容疑者の存在を確認していた。

写真ギャラリー

  • 大阪府警大淀署から移送される大坂正明容疑者=7日、大阪市北区(門井聡撮影)
  • 警視庁への移送のため、大阪・大淀署を出る大坂正明容疑者を乗せた車=7日午後0時7分(本社ヘリから)
  • 大坂正明容疑者(警察庁提供)