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【衝撃事件の核心】バレエ講師の指を切った41歳男は自宅に練習場を作る熱心な生徒だった 講師の指は手術の末に…

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バレエ講師の指を切った41歳男は自宅に練習場を作る熱心な生徒だった 講師の指は手術の末に…

衝撃事件の核心更新

 バレエに魅せられた41歳の男は、17歳年下の“師”の指を切断することで恨みを晴らした。東京・渋谷のバレエスタジオで、講師の女性(24)の親指をタガネと金づちで切断したとして、元生徒の男が逮捕された事件。男は自宅に練習スペースを設けるほど熱心にバレエに取り組んでいたが、ささいな行き違いから女性とトラブルになり、スタジオを退会させられていた。「憎しみが離れなかった。刑務所に入っても構わないと思った」。人生を終わらせても構わないほどの思いの源泉は、どこにあったのか。

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「命に支障がない部位選んだ」

 「俺がなぜ怒っているか分かるか」

 6日午前8時40分ごろ、渋谷区渋谷のバレエスタジオで、男はそう言って女性に詰め寄った。女性はレッスンの準備のために1人でスタジオにいた。男は女性の髪を引っ張って馬乗りになって首を絞め、失神させた。さらに、持参したタガネと金づちで親指を付け根部分から切り落とした。

 その後、自ら「講師の女性の指を金づちとタガネで切断した」と110番通報。駆けつけた警視庁渋谷署員が、傷害の現行犯で逮捕した。

 男は住居・職業不詳、橋本浩明容疑者(41)。

 「(女性が)練習日程を教えてくれなかった。レッスンの参加を拒否されたりする嫌がらせも受け、恨みに思ってやった」などと供述している。親指を傷つけた理由については、「単にケガを負わせたかったので、命に支障がないところにしようと思った。最初は小指にしようと思ったが、タガネが大きく薬指も落としそうだったので、親指にした」と説明した。

 さらに、「最初から刑務所に入っても構わないと思っていた」とも供述。今年1月に仕事を辞め、6月には自宅を引き払ってホテルなどを転々とする生活をしていたといい、犯行当日に持参していたボストンバッグには衣類や本などが入っていた。捜査関係者は、「勾留される準備が整っていた」と話す。

 女性は11時間にも及ぶ手術のすえ、指の接合に成功したが、機能が回復するかは不透明だという。

練習日程めぐりトラブル?

 橋本容疑者は、2年ほど前から女性からレッスンを受けていた元生徒だったが、これまでにもトラブルが続いていた。

 現場となったバレエスタジオ「バレゾナンス東京」は、JR渋谷駅近くのビルにある。横浜市などにも系列スタジオがあり、ホームページには《男性未経験者OK》《生徒と密なスタジオ》などの文字が並ぶ。