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大阪パチンコ店放火殺人で最高裁弁論 弁護側、死刑回避を主張

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大阪パチンコ店放火殺人で最高裁弁論 弁護側、死刑回避を主張

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 大阪市で平成21年に5人が死亡したパチンコ店放火事件で殺人罪などに問われ1、2審で死刑とされた高見素直被告(48)の上告審弁論が19日、最高裁第3小法廷(山崎敏充裁判長)で開かれた。弁護側は「被告には事件当時から現在まで妄想がある。死刑は回避すべきだ」と主張。検察側は「妄想はあるが犯行への影響は軽微。極刑はやむを得ない」として結審した。判決期日は後日、指定される。

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 最高裁は2審が死刑判決の場合、慣例として弁論を開く。

 公判を通じた争点は被告の責任能力で、弁護側は「常識ではありえない想念にとらわれた犯行だった」と指摘。さらに絞首刑について「憲法が禁じる残虐な刑罰だ」とした。

 1審大阪地裁の裁判員裁判は「被告に犯行当時、妄想はあっても主体的に判断し行動できていた」として求刑通り死刑を言い渡しし、2審大阪高裁も「妄想はあっても、善悪を判断し行動する能力は著しく減退していない」として1審を支持した。