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【パラリンピック】娘の写真支えに銀 柔道・広瀬誠の“お守り”「がんばれた」

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【パラリンピック】
娘の写真支えに銀 柔道・広瀬誠の“お守り”「がんばれた」

柔道男子60キロ級で銀メダルを獲得し、表彰式の後に家族と喜ぶ広瀬誠(右)=9月8日、リオデジャネイロ 柔道男子60キロ級で銀メダルを獲得し、表彰式の後に家族と喜ぶ広瀬誠(右)=9月8日、リオデジャネイロ

 「強いお父さんを見せられてよかった」。決勝を終え、表彰式を迎えても硬かった顔に、ようやく誇らしげな笑みが浮かんだ。リオデジャネイロ・パラリンピック柔道男子60キロ級で日本勢初メダルとなる銀を獲得した広瀬誠(39)。厳しい試合を乗り越え、自身2個目となるメダルを引き寄せたのは、「障害のある自分の目でもよく見えるように」と、お守り代わりに写真に収めたまな娘たちの姿だった。

 愛知県西尾市出身。柔道は高校入学後に始めた。2年のとき、視野の中心が欠ける視神経萎縮を発症。自転車に乗れなくなった。本も読めない。生活が不便なだけではない。同級生と生活環境が異なるため、孤独を感じた時期もあった。そんなとき、大好きな柔道を仲間とすることが心の支えになった。

 銀メダルを獲得した2004年アテネ大会から4大会連続の出場。3位決定戦で敗れメダルに届かなかった12年ロンドン大会が最後と公言していたが、一生懸命に取り組む父の姿を娘たちの記憶に残したいと思い、再起。「周りには『やめる詐欺』と言われた」と苦笑いする。

 リオに来る直前、長女の優宇ちゃん(6)、次女の巴恵ちゃん(3)、三女の若奈ちゃん(2)にそれぞれ柔道着を着せ、自宅で4人一緒に写真を撮った。リオには家族も応援に駆けつけているが、わざわざ写真を撮ったのは、「僕の目が悪くてよく見えないから」。

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