産経ニュース

【五輪マラソン】青森で培った「笑顔」で福士加代子がリオを疾走

リオ五輪 リオ五輪

記事詳細

更新

【五輪マラソン】
青森で培った「笑顔」で福士加代子がリオを疾走

陸上を始めた高校時代の福士加代子。明るい性格は昔から変わらないという(福士正幸さん提供) 陸上を始めた高校時代の福士加代子。明るい性格は昔から変わらないという(福士正幸さん提供)

 【リオデジャネイロ=細田裕也】リオの舞台でも笑顔は絶やさなかった。14日の五輪マラソン女子で、福士加代子(34)は厳しい日差しを一身に浴びながらピッチを刻んだ。一時は強豪アフリカ勢に食らいつく力走を見せたが、14位に終わった。それでも最後は軽く両手を挙げゴール。「苦しいけど楽しいよ」。42・195キロを走り抜け笑顔に涙が浮かんだ。

 原点は青森にある。幼い頃はソフトボールに夢中だった。中学では1年は補欠だったが、2年からはレギュラー。当時から長距離も早く、陸上部顧問から勧誘を受けていたが「団体競技がいい」と断っていた。

 進学した五所川原工高で陸上部に。だが、入部当初は、県大会決勝で最下位に沈むこともあるなど目立つ選手ではなかった。父の正幸さん(67)は「走るよりも友人と話すことが好きで、入部の動機もそれだった」と振り返る。

 ただ、転機が訪れる。2年の時、苦しい顔をして走る福士に、顧問だった安田信昭さん(67)が「苦しい時ほど笑顔を作りなさい」とアドバイス。これが原点になった。以降、開眼した福士は、青森で無敵の選手に成長する。

 実業団でも才能を伸ばした福士は、トラックの女王となり、過酷なマラソンに挑戦。北京五輪代表選考を兼ねた平成20年1月の大阪国際女子マラソンで、何度もゴール寸前で足がもつれて転倒する惨敗。その際も福士は笑みを見せていた。

続きを読む

「リオ五輪」のランキング

五輪の注目発言

Powered by XWire

みんなの意見 見たい・聞きたい!