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【いざ!リオ五輪 第2部「この技」で勝つ(3)】陸上男子400メートルリレー バトンパス進化、37秒台へ

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【いざ!リオ五輪 第2部「この技」で勝つ(3)】
陸上男子400メートルリレー バトンパス進化、37秒台へ

合宿でバトンパスの練習をする日本短距離陣。伝統のアンダーハンドパスを進化させてリオ五輪に臨む=3月1日、沖縄・石垣島(宝田将志撮影) 合宿でバトンパスの練習をする日本短距離陣。伝統のアンダーハンドパスを進化させてリオ五輪に臨む=3月1日、沖縄・石垣島(宝田将志撮影)

 走力の優劣だけで勝負は決まらない。それが陸上男子400メートルリレーという種目の妙味である。

 ジャマイカと米国の2強、追うカナダにフランス、ドイツ、中国…。強豪ひしめく中、日本陸連短距離部長の苅部俊二は、リオデジャネイロ五輪で日本がメダルをつかむには「37秒台」が目標値になるとみている。

 38秒03の日本記録を上回る水準だが、「バトンパスがかみ合えば出せないタイムじゃない」。2008年北京五輪で、日本は塚原直貴-末続慎吾-高平慎士-朝原宣治で銅メダルに輝いた。個人種目の決勝に1人も進めなかった4人が快挙を成し遂げたのは、長年ほぼ同じメンバーでバトンワークを磨き上げてきたから。歓喜を再現できるかどうかも、その一点に懸かっている。

「ヘタだった」

 バトンパスには大別して2通りある。多くのチームが採用するのはオーバーハンドパス。バトンの受け手が後方に腕を伸ばし、渡し手が手のひらに上から乗せるように渡す。双方が腕を伸ばすため、より長い間隔を保って受け渡しができる。この距離を「利得距離」という。

 日本は01年から、もう一つのアンダーハンドパスを使い続けている。受け手が手のひらを下に向け、そこに下から押し込むように渡す。受け手の腕の位置が走る姿勢に近く、バトンを受けながら加速しやすい。

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