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宮崎・延岡市の新電力計画で混乱 市長と九電相反する主張、「違法行為」の有無焦点

延岡市役所=宮崎県延岡市
延岡市役所=宮崎県延岡市
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 宮崎県延岡市が計画する新電力会社の設立をめぐる混乱が広がっている。市は今年2月、九州電力が地元関係者との勉強会で、違法に入手した他の新電力会社の情報を新会社構想に否定的な説明に利用したとして抗議したが、九電はこれを否定。経済産業省の電力・ガス取引監視等委員会は不適切な説明を行ったとして九電に口頭で業務改善指導を行ったものの「(違法行為の)事実はなかった」と結論づけた。それでも市は再調査を求めており、問題収束の気配は見えない。(中村雅和)

「勇み足」に改善指導

 「九州電力が(岡山県内を地盤とする新電力の)岡山電力のデータを同社に無断で入手したという違法行為が明らかになった」

 2月24日、読谷山(よみやま)洋司市長は市議会本会議の令和3年度施政方針演説でこう訴えた。

 議会には3年度当初予算案に加え、市が100%出資する地域新電力会社の設立経費などを盛り込んだ補正予算案を提出していた。新会社設立は読谷山氏肝いりの事業で、市民が払う電気料金を地域に留めて還流させて電気料金の引き下げ、新規財源確保を狙う。読谷山氏の物騒な発言は3年度中の会社設立に意欲を示した直後のことだ。

 怒りの矛先は、九電が計画に疑問を持つ市議会会派や市内企業などの求めで催した事業計画に関する勉強会に向けられた。読谷山氏は「関係者から九電担当者は新会社が計画する営業利益の達成は難しくなる可能性があると説明したと聞いた」と言う。

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