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九州・山口の企業で入社式 オンライン併用など 「アフターコロナ」見据え

オンライン併用で催した入社式で、画面越しに辞令を交付する九州電力の池辺和弘社長
オンライン併用で催した入社式で、画面越しに辞令を交付する九州電力の池辺和弘社長
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 新年度が始まった1日、九州・山口の多くの企業で入社式が行われた。新型コロナウイルスの感染対策として複数の会場をオンラインでつないで式典を開く企業もあった。コロナ禍の収束はいまだ見通せない状況が続くが、企業トップや新入社員からは「アフターコロナ」を見据えた前向きな言葉が目立った。

 西日本鉄道は、福岡市博多区の本社と国際物流部門の採用者を集めた東京都内の2会場を映像で結び、入社式を開いた。1日付で社長に就任した林田浩一氏は、計99人の新入社員を前に「私もオールドルーキーです」と切り出し、あいさつ。同社はコロナ禍の直撃で令和3年3月期決算で大幅な最終赤字が見込まれるなど厳しい環境に追い込まれているが、「未来に向けたモデルチェンジを進めるチャンスだ。西鉄グループはこれまでも、変革、挑戦を続けてきて難局を乗り越えてきた」と強調した。

 新入社員の市場颯亮さん(22)は「コロナ禍で今は悲惨かもしれないが、必ず立ち直る。これより下はないという思いで、前を向きたい」と語った。

 この日、持ち株会社に移行した西部ガスも同区の本社で入社式を開いた。道永幸典社長は「会社として大きな変革を進めている今、さまざまなことにチャレンジできるチャンスがある」と訴えた。新入社員を代表して決意表明した井山尚紀さん(24)は「新体制の第1期生として、ともにスタートを切れることは光栄だ」と述べた。

 九州電力の入社式は、同市城南区の研修施設と九州各地の支店や発電所などに新入社員を分散させ、池辺和弘社長はテレビ会議システム越しに辞令を交付した。池辺氏は「皆さんが九電グループの新たな文化を作ってくれることを期待したい」などとエールを送った。新入社員の宝来悠さん(25)は「コロナ禍で学生生活を送ったが、オンラインで研究などは可能だった。そのような経験を、会社の先輩方にも伝えていきたい」と語った。

 福岡市中央区で開かれた西日本シティ銀行の入行式には、谷川浩道頭取ら役員4人と新入行員158人が全員マスク着用で臨んだ。

 谷川氏は「銀行員にとって大切なのは『人と心』だ。日ごろから自己研鑽(けんさん)を重ね、人間性を磨く努力を怠らないでほしい」と呼び掛けた。新入行員代表の山崎みな美さん(22)は「新型コロナの影響は変化を受け入れることの大切さを学ばせた。変革期にある金融業界で、伝統を守りつつ高い志と誇りを持って、新たな価値を提供できる人材になるよう努力していく」と答辞を読み上げた。

 また、JR九州の青柳俊彦社長は北九州市門司区の研修センターで、新入社員134人を前に「コロナの収束を待つ一時的な戦略を練るのではなく、根本的な解決を図っていかなければならない」と述べ、ともに業務改革に取り組むよう求めた。

 九電工は佐賀県基山町の研修施設で入社式を開き、佐藤尚文社長が新入社員416人に「皆さんにはこれからいろいろな形でチャンスが巡ってくる。そのチャンスを必ずつかみ取れるよう自己研鑽に励んでほしい。どんな困難にも果敢に挑む。そんなたくましさを養ってもらいたい」とあいさつした。

 福岡銀行の柴戸隆成頭取は福岡市中央区で開いた入行式で169人の新入行員に向け「金融とテクノロジーの融合によって、ビジネスのあり方が大きく変化している。『積極的である』こと、『素直である』ことを心がけてほしい」と語った。

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