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梅チョコ、世界へはばたけ 専門店と共同開発 太宰府市の福岡農業高校

 こうして昨年9月に完成したのが「梅の実入り」と「梅ジュレ入り」の2種類のチョコレート。淡い緑や黄色をしたホワイトチョコを口に含むと、カリッとした梅の実や甘酸っぱいジュースが広がる。梅特有の酸味と甘さのバランスが絶妙だ。「コロナ禍の中で、ほっと一息つき、元気を取り戻すものにできたらと、みんなで頑張った」と梅研究班班長の大本ことりさん(18)。パッケージも生徒が手掛けており、小林咲葉さん(18)は「世界」を意識し、箱には九州の地図を配した。

 梅チョコは2月初めから1日100個限定で福岡市内2店で発売したが、「高校生が作ったチョコということもあって連日完売の大人気だった」と同店。中には「太宰府の梅は花だけと思っていたが、梅チョコと聞いて驚いた」という人もいたという。太宰府市の楠田大藏市長も「今までにない味で可能性を感じる」としており、近く「ふるさと納税」の返礼品にする。

 さらにチョコレートショップでは4月末から販売を再開。今後、JR博多駅や福岡空港でも「福岡土産」として販売することを検討する。同店はゴマ、抹茶、きな粉など日本の食材を使ったチョコレートをパリで販売してきた。梅チョコも2月にはパリで発売する予定だったが、コロナ禍の影響もあって延期。秋には発売する予定だ。

■「合格する梅」ヒット

 福岡農高の梅研究班が梅製品の開発に力を入れ始めたのは十数年前から。梅を使った納豆やドレッシングを「合格する梅」のキャッチフレーズで校内販売したところ、受験生などに大反響を呼んだ。このため平成21年に「合格する梅」を商標登録。その後、スナック菓子メーカーのカルビーと提携して梅味のポテトチップスを開発。毎年、味やデザインを変えて売り出している。

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