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【御朱印巡り】古今集、南北朝…伝統の社 長野・千曲 佐良志奈神社 

佐良志奈神社の拝殿。奥に本殿が見える=長野県千曲市(原田成樹撮影)
佐良志奈神社の拝殿。奥に本殿が見える=長野県千曲市(原田成樹撮影)
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 千曲川にかかる大正橋をしなの鉄道の戸倉(とぐら)駅側から渡ると真正面に佐良志奈(さらしな)神社の鳥居が迎える。傍らに八王子山がそびえ、神聖な気持ちにさせられる。佐良志奈神社に祭られる3柱のうちの「大鷦鷯命(おおさざきのみこと)」(仁徳天皇)は八王子山に祭られていたが、平安時代の仁和3(887)年の地震で崩落したため麓にあった若宮八幡宮に合祀(ごうし)されたと伝えられる。摂社である八王子社(祭神・国之狭槌命)は今も山頂に鎮座する。

 豊城憲和(とよき・としか)宮司は「もともとは戦の神様を祭る八幡社として信仰されたが、今は更級の里の鎮守の神様として信仰を集めている」と語る。

 延長5(927)年に編纂(へんさん)された延喜式神名帳(えんぎしきじんみょうちょう)に佐良志奈神社の名も見られ、いわゆる式内社の一つ。宝徳2(1450)年に本殿が焼失したため、それ以前の古文書がなく創立年は不明。残る2柱は、誉田別命(ほむたわけのみこと、応神天皇)、息長足姫命(おきながたらしひめのみこと、神功皇后)。

 御朱印には古今和歌集の「わが心慰めかねつ更級や姨捨山に照る月をみて」の歌が書き込まれる。佐良志奈神社があることで、当地は明治22(1889)年の町村制施行の折、「更級村」を名乗ることが許された。

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