PR

地方 地方

【サンライト帳】快挙の裏に

 コロナ禍で暗雲に包まれていた昨年末、一筋の光が地球に舞い降りた。宇宙探査機「はやぶさ2」が6年がかりで、小惑星「リュウグウ」から採取した砂粒5・4グラムを地球に届けたのだ ▼鹿児島県の鹿児島宇宙空間観測所(現JAXA内之浦宇宙空間観測所)でロケット打ち上げを取材したことがある。白い航跡を残しながら、真っ青な大空に吸い込まれるように上昇する光景は圧巻だった。平成10年、火星探査機「のぞみ」が打ち上げられた。その際、市民から募集した名簿をアルミ板に刻み、探査機と一緒に火星へ行くというキャンペーンがあった。集まった名前は実に27万人分。筆者も家族の名を書いて応募した ▼だが「のぞみ」は5年後、思わぬアクシデントに見舞われ、太陽系を永遠に旅する衛星になってしまった。挑戦と失敗の積み重ねの上に達成された今回の快挙。それだけに大先輩「のぞみ」も宇宙のどこかで喝采を送っているはずだ。さて「玉手箱」の中身は何か、今年の楽しみの一つだ。(永尾和夫)

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ブランドコンテンツ