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6日前にオンラインに変更、そのとき新成人の実行委員17人は…コロナ時代の静岡市成人式

実行委員長の矢原正信さん(中央)は開会にあたり「対面したかった」と無念の思いを口にした=3日、静岡市駿河区(田中万紀撮影)
実行委員長の矢原正信さん(中央)は開会にあたり「対面したかった」と無念の思いを口にした=3日、静岡市駿河区(田中万紀撮影)
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 新型コロナウイルスの感染拡大が止まらず緊急事態宣言の再発令が検討される中、他の地域に先駆けて3日、静岡市の成人式がオンラインで開かれた。予定では、晴れ着姿の新成人数千人が草薙球場(同市駿河区)に集まって人生の節目を迎えるはずだったが、感染状況の厳しさからわずか6日前に開催方式が変更に。新成人を代表して式典を企画・運営した実行委員17人は戸惑い、落胆しながらも前を向き、全員に1時間の生配信を届けるという一大イベントをやり遂げた。(田中万紀)

直前で計画覆る

 「本来であれば、草薙球場で皆さまと対面しての成人式を実施したかったところですが…」

 式の冒頭、球場からの中継で開会を宣言した実行委員長の矢原正信さん(20)は、直接対面しての式典がかなわなかった無念の思いを吐露した。

 オンラインのみと決まったのは昨年12月28日。仕事納めでもあるこの日、実行委員らが市役所に呼ばれ、田辺信宏市長から直接伝えられた。球場での式典に参加するのは委員17人だけで、そのほかの新成人約6500人は式典の様子をオンラインで視聴-と、これまでの計画が根底から覆される通告だった。

 実行委員の藤本紫音さん(20)は「覚悟はしていたけれど、二十歳の成人式は二度とないのにと思って、気持ちが途切れそうになった」と打ち明けた。

半年前から準備

 コロナ禍の中で実行委員となったメンバーは半年以上にわたり、この一日のために準備を重ねてきた。

 実行委が発足した昨年6月は最初の緊急事態宣言が明けたばかり。遠方の委員は移動が困難で、打ち合わせは全面的にオンライン。意見がぶつかることもあった。それでも17人が知恵を出し合って、感染防止策を万全にしつつも思い出に残る、人生の節目にふさわしい式の形を模索した。

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