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新鉱物「房総石」正式認定 千葉県内2例目 

新鉱物「房総石」が発見された採石場跡の断層付近(中央)=平成21年、南房総市荒川(本間千舟氏提供)
新鉱物「房総石」が発見された採石場跡の断層付近(中央)=平成21年、南房総市荒川(本間千舟氏提供)

 千葉県立中央博物館は18日、国立科学博物館(東京)などと共同で、千葉県南房総市で発見された新鉱物「房総石(せき)」に関する論文が英国の学術誌に掲載され、正式に認められたと発表した。県内で発見された新鉱物は、平成23年に報告された「千葉石(せき)」に次いで2例目。県内では7月に隕石(いんせき)が落下しており、鉱物をめぐる大きなニュースが続いた形だ。

 房総石は大きさが0・2ミリ程度と微小で、千葉石とくっついた状態で発見された。二酸化ケイ素(シリカ)を主成分とした水晶の仲間で、内部は天然ガスの分子を1個ずつ収納できる隙間が無数に存在している。千葉石も同様の構造だが、房総石とは収納できる天然ガスの種類が異なる。

 房総石は、千葉石と同じく南房総市荒川の採石場跡で見つかった。周辺の地層は約1800万年前に形成されたが、当時は海の中で、海底下から湧き上がった熱水の温度が下がる過程で含まれる成分が固まり、房総石が作られたと考えられている。

 県立中央博物館では、来年にも房総石の展示を検討している。論文の共著者である同館の高橋直樹上席研究員は「千葉県はプレート(岩板)の境界に近く、地殻の変動が非常に激しい。房総石が、房総の成り立ちや地学に関心を抱いてもらうきっかけになれば」と話す。

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