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目指すは「持続可能な社会」 脱サラし福島でクラフトビール作り

持続可能な社会をビールで表現したいというホップジャパンの本間誠社長=福島県田村市都路町(芹沢伸生撮影)
持続可能な社会をビールで表現したいというホップジャパンの本間誠社長=福島県田村市都路町(芹沢伸生撮影)
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ホップジャパン社長 本間誠さん(55)

 先月1日、東京電力福島第1原発事故に伴う避難指示の影響で、休眠状態だった福島県田村市都路町の公共施設を改修し、クラフトビール醸造所「ホップガーデンブルワリー」を開設した。脱サラして4年半余り。ようやくビール作りが始まった。

 「転身のきっかけは当時勤めていた東北電力の休職制度を利用して、平成20年4月から2年間留学したアメリカでの生活。どれも一緒だと思っていたビールに香りや味など個性があって夢中になった」。小規模のブルワリー(醸造所)が素材や味にこだわって作るクラフトビールだった。

 ライフスタイルにも魅力を感じた。住んだのは山も海も近いシアトル。「現地で知り合った人は、フレックスタイムで働き、平日午前10時に仕事を切り上げてハイキング、最後にビールで締めたりとか。楽しみ方が日本と違って上手だった」と振り返る。

 22年3月に帰国。仙台市の本社に復帰し1年になる少し前、東日本大震災が起きた。「亡くなった知り合いもいた。本当にやりたいことをやって、残りの人生を意味あるものにしよう」と、サラリーマン生活にピリオドを打った。

 目指したのは、環境に優しい持続可能な社会作りに関わること。生まれ育ちは山形県天童市。小さい頃、井戸水を使っていたため、水の大切さが身に染みていた。思いをかなえる手段として選んだのがビール作りだった。

 「最初に手掛けたのはホップの生産。調べると国産ホップの需要は結構あり、委託生産したホップを販売する会社を仙台で作った」。ホップからビール作りを目指すユニークな発想が注目を集めた。

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