PR

地方 地方

ジャパネットHD、東京の拠点機能を福岡・天神に移転へ

 都市機能の集約や良好な住環境は高島宗一郎市長をはじめ、企業誘致に取り組む関係者が福岡市の魅力として常々口にする売り文句だ。ジャパネットHDの進出決定は、コロナ禍での社会の変化も追い風にしながら、福岡市が企業の心をつかんでいることを示す。

 ジャパネットHDは今回、賃貸借ではなく、天神BCの一部を購入して区分所有する。高田氏は「大きなチャレンジだが、それだけ福岡に腰を据えてやっていくということだ」と強調する。購入は、高田氏側から、福岡地所の榎本一郎社長に持ち掛けた。福岡地所は開発事業で基本としていた賃貸借の方針を転換。榎本氏は「高報酬の雇用や職の誘致につながるのなら賃貸や売却、(更地からの)共同開発など、どのようなプロジェクトでも提供していく」と語った。

 再開発の旗を振った高島氏にとっても、今回の進出決定は大きい。国内の通販市場で大きな存在感を示すジャパネットHDを、アップルやグーグルなど米巨大IT企業「GAFA」の一角で、インターネット通販大手のアマゾン・コムになぞらえ「日本のGAFAが来た」と笑みを見せた。

 天神BCへの企業進出は、その他の再開発事業にとっても追い風になる。

 西日本鉄道は、天神BCの隣接地で福岡ビル、天神コア、天神ビブレの一体再開発を進めている。ジャパネットHDの進出決定にあわせるようにこの日、この開発計画の変更を発表し、コロナ禍を受けた福岡市の新たな規制緩和策を活用して延べ床面積を広げたことを明らかにした。感染症対策の充実や、海外企業を強く意識した内装などで50億円を追加投資する。

 倉富純男社長は、福岡地所によるジャパネットHDの誘致成功を「ありがたい話だ」と歓迎。さらに「東京やアジアから誘致することが、天神の強さにつながる。スクラムを組んで、さらに多くの企業誘致につなげていきたい」と語った。

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ブランドコンテンツ