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拉致問題映画「めぐみ」静岡県内初上映 「一人一人が問題意識を」

 北朝鮮による拉致問題の解決に向け、拉致被害者の横田めぐみさん(56)=拉致当時(13)=と家族を題材にしたドキュメンタリー映画「めぐみ-引き裂かれた家族の30年」の県内初の上映会が29日、静岡市葵区の映画館で開かれ、約70人が鑑賞した。

 新型コロナウイルス対策で参加者は1席ずつ空けて着席。空席には「必ず取り戻す」と書かれたブルーリボンマークが掲げられた。

 映画はめぐみさんの拉致から両親の滋さん、早紀江さんらが解決に向けた活動を展開し、政府が北朝鮮と交渉して現在に至るまでを、当時の映像を織り交ぜてカメラで追ったもの。上映前には政府の拉致問題対策本部の担当者が現状と政府の取り組みを紹介。「解決には国際的な連携が重要だが、日本でも一人一人が問題意識をもって心を一つに決意を示すことが大切だ。日本の世論を見ている北朝鮮にプレッシャーをかけられる」と説いた。

 上映後、静岡市の山田朋子さん(74)は、滋さんが6月に亡くなったことに思いをはせ「政府や国会議員にもっと真剣に取り組んでほしい」と注文を付けた。友人に誘われて鑑賞した袴田春江さん(84)は「政治が生ぬるいともやもやしていたが、映画を見て少し理解できた」と話した。

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