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沼津出身のフェンシング女子・鈴木穂波、新所属先決定を市長に報告

 新型コロナウイルス禍でかつての所属先企業の業績が悪化、退社に追い込まれたフェンシング女子エペ日本代表の鈴木穂波選手(25)が28日、出身地の沼津市の頼重秀一市長を表敬訪問した。就職活動の末、選手生活をサポートする新たな所属先が今月決まったことを報告。「いろいろな縁がつながり、感謝しています。頑張りたい」と、東京五輪代表入りに向けて意欲を示した。

 市役所での表敬には新所属先の自動車販売会社「ネッツトヨタ静岡」(沼津市)の梨本幸博社長も同席し、「夢に向かって頑張っている地元出身者をサポートできたら、地元にも喜んでもらえる」と採用理由を説明。頼重市長は「本当にうれしい」と感謝した。

 コロナ禍で鈴木選手の生活は暗転した。今春、当時の所属企業から、業績落ち込みなどで「サポートは厳しい」と正社員で社業に専念する案を示された。競技引退を意味する一方、退社すれば年間500万円の遠征費負担がのしかかる。「自分は何がしたいのか」と自問自答して出した答えは「現役続行」だった。

 5月に退社して就職活動を開始。企業には高額な遠征費が重荷となり、すぐに決まらなかったが「悲壮感はなく、前向きだった」。

 7月、こうした状況がテレビで放映されたのを境に、状況は好転した。番組を偶然目にしたネッツトヨタ静岡の社員が地元出身選手の支援を社内提案し、「私たちで何かできることはありませんか」と鈴木選手に打診。その後は採用に向けて「トントン拍子に進んだ」(梨本社長)という。

 「うれしい気持ちでいっぱい」と感謝する鈴木選手。「何かをしてもらうだけではなく、(支援先企業などに)自分が何を提供できるかを探しながらやる」と恩返しを誓った。

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