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いじめ認知、初の5万件超 暴力行為、小学低学年で深刻化 2年連続ワースト2位 千葉

 文部科学省が公表した令和元年度の問題行動・不登校調査の結果によると、県内の国公私立の小中学校、高校、特別支援学校のいじめ認知件数は、前年度比1万2367件増の5万2850件だった。統計上比較可能な平成6年度以降で初めて、5万件を超えた。都道府県別での認知件数は、2年連続で東京都に次ぐワースト2位だった。

 学校別では、小学校が1万959件増の4万3169件▽中学校が1114件増の8194件▽高校が111件増の1113件▽特別支援学校が183件増の374件-と、いずれも増加した。態様別では「冷やかしやからかい、悪口」「軽くぶつかられる、たたかれる」「仲間はずれ、集団による無視」が多く、高校では「パソコンや携帯電話で、誹謗(ひぼう)中傷や嫌なことをされる」が目立った。

 県教委は「徹底していじめの芽の段階から認識して対応していることも背景にあるのでは」などと分析。県内の中学、高校生を対象に無料通信アプリのLINE(ライン)での相談窓口を常設するといった対策を通じ、いじめの根絶を目指す。加害者への指導や被害者のケアなどによる解消率は81・4%だった。

 一方、生徒同士や教師などへの暴力行為は、前年度比785件増の5251件。学校別では中学や高校が減少したのに対し、小学校が826件増の3388件となった。県教委は「感情をうまくコントロールできない児童が増えている。特に低学年で、同じ児童が複数回行うケースが見られる」などと指摘し、小学校に焦点を当てた対策の必要性を強調する。(小野晋史)

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