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球磨川治水 熊本知事、農協などと会合 川辺川ダム賛成が多数

農林水産団体が参加した意見聴取の会合=15日午前、熊本県人吉市
農林水産団体が参加した意見聴取の会合=15日午前、熊本県人吉市

 7月の豪雨で氾濫した熊本県の球磨川の治水対策をめぐり、蒲島郁夫知事は15日、甚大な被害が出た人吉市で会合を開き、球磨川流域の農協や漁協など8団体から意見を聴いた=写真。農業5団体は支流での川辺川ダム建設に賛成したが、林業、漁業の3団体は賛否を明らかにしなかった。蒲島氏は「できるだけ早く県としての治水の方向性を整理する」と応じた。

 「JAくま」の福田勝徳代表理事組合長は会合で、「ダムありきで進めていただきたい」と早期の建設を要望。一方、林業や漁業団体は会合後の報道陣の取材に「団体内で意見をまとめていない」と述べた。

 豪雨災害後、川辺川ダム建設計画の是非をめぐる議論が再燃。蒲島氏は今回を皮切りに、住民や経済団体などとの会合を11月までに20回程度開く予定で、寄せられた意見を県の方針決定の判断材料にする。

 国土交通省は、仮に川辺川ダムが建設されていれば、人吉市と球磨村の一部で浸水範囲が「約6割減少した」との推定を公表。流域12市町村の首長は、ダムを治水の柱に検討するよう求めた。

 蒲島氏は平成20年に建設反対を表明し、民主党政権下で中止が決まった。今年7月の豪雨後は「川辺川ダムは選択肢の一つ」との考えを示し、年内に県の方針を公表する方針。

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