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車両殺菌、ロボにおまかせ 和歌山電鉄貴志川線 無人で走行、両備G開発

 ネコ駅長で有名な和歌山電鉄貴志川線(和歌山市-紀の川市)に、無人走行で電車の車両を殺菌するロボットが導入された。同社が属する、交通事業を中心とした「両備グループ」(岡山)の企業が開発。車内を無人で移動し、殺菌効果の高いとされる次世代の光源「深紫外線」を照射する仕組みで、和歌山電鉄の担当者は「安心して電車を利用してほしい」と話している。

 ロボットは、「両備テクノモビリティーカンパニー」が、コロナ禍でも乗客や乗務員の安全・安全を確保するため、新たに開発した。重さ約30キロ、高さ約1・6メートル。殺菌には深紫外線を使用している。

 空気や水を浄化する光源には従来、水銀ランプが多く使われてきたが、水銀が人体や環境へ悪影響を与えるとして国際的に規制が強まる中、深紫外線は次世代の光源として注目されているという。

 ロボットは車内を無人で移動し、床から35~160センチの範囲で深紫外線を照射する。空気中のほか、照射された物の表面に付着したウイルスや細菌にも効果があるという。

 岡山で路面電車や路線バスなどを運行するグループ会社の岡山電気軌道では、すでに7月に車両の殺菌を実施した。

 和歌山電鉄では9月30日~10月2日、車両12両を使って殺菌。さらに、「ニチリンケミカル」(大阪市)が開発し、すでに公共交通機関や医療機関などでも抗菌に広く使われている空気触媒「セルフィール」も噴霧し、より感染防止を徹底した。

 ロボットは今後、グループ内のバスなどの車両にも導入を検討している。

 和歌山電鉄の麻生剛史総務企画部長は「コロナ禍の影響で乗客は激減しているが、こうした取り組みを通じ、公共交通機関の利用は(感染を)心配し過ぎるものではないことを知ってほしい」と話している。

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