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世界で活躍する宮島達男氏の大規模個展 首都圏で12年ぶり開催 千葉市美術館で

作品の前に立つ宮島達男氏
作品の前に立つ宮島達男氏

 発光ダイオード(LED)のデジタル数字を使用した作品で国際的に活躍する現代美術作家、宮島達男氏(63)の企画展「クロニクル 1995-2020」が千葉市中央区の千葉市美術館で開かれている。1から9までの数字の変化を繰り返すことで、普遍的なテーマである「生と死」を表象。メッセージ性の強い作品を紹介する宮島氏の大規模な個展は、首都圏では12年ぶりになる。

 宮島氏は昭和32年1月、東京都江戸川区で生まれた。62年に発表された3つのコンセプトである「それは変化し続ける」「それはあらゆるものと関係を結ぶ」「それは永遠に続く」に基づき、これまで30カ国250カ所以上で作品を発表してきた。モチーフであるデジタルの数字は命の輝きを表し、見る者に「生と死」の循環を想像させる。

 今回展示されているのは、同館が開館記念展として開いた「Tranquility-静謐(せいひつ)」(平成8年)に出品された「地の天」をはじめ、今年の最新作や国内初公開の作品など約40点。

 中でも目を引くのが「Counter Skin on Faces」。3人の女性の顔全体に赤と黒、白色が塗られ、顔の上で数字がカウントダウンされる作品。同美術館によると、キリスト教、仏教、イスラム教といった宗教や人種の差異が3つの色彩で逆転するような配色には、異なる文化圏での他者との分かち合いと対話の可能性が示されているという。

 9月に行われた説明会で同館の森啓輔担当学芸員は「企画展は、千葉市美術館の拡張リニューアルオープンに加えて、開館25周年記念展として計画された。美術館の再活性化などの意味もあり、将来に向けた重要な展覧会と考えている」と話した。

 宮島氏は「国内の展覧会は、そんなに多く取り組んできた経験がない。自分がやってきた四半世紀、25年を振り返り、首都圏で12年ぶりに開催することに至った」と語った。

 12月13日まで。一般1200円、大学生700円、小中高生は無料。10月18日は「市民の日」で無料。休館日などの問い合わせは同美術館043・221・2311。

(平田浩一)

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