PR

地方 地方

播磨国風土記に登場「継潮(つぎのみなと)」存在示す遺構か 建物跡など発見

登リ田遺跡から見つかった播磨国府系の軒丸瓦
登リ田遺跡から見つかった播磨国府系の軒丸瓦

 奈良時代の地誌・播磨国(はりまのくに)風土記(ふどき)に登場する地名「継潮(つぎのみなと)」に関連するとみられる古代の建物跡などが姫路市の登リ田(のぼりた)遺跡で見つかり、県教育委員会が1日発表した。港を管理する役所に付随していた建物とみられ、風土記の記述を裏付ける可能性のある発見として注目を集めそうだ。

 洪水調整池整備に伴い、県まちづくり技術センターが今年7月から約5300平方メートルを発掘調査。この結果、飛鳥~平安時代の掘っ立て柱建物13棟分の柱穴をはじめ、播磨地域の国府や駅家(うまや)、古代寺院などで用いられた系統の軒丸瓦、土馬(どば)の一部とみられる土器片、緑釉(りょくゆう)陶器片や墨書土器片など主に役所跡などから出土する遺物が見つかった。このため同センターは「建物は、役所に付随する施設だった」とみている。

 同遺跡周辺は「継(つぎ)」という地名が今に残り、瀬戸内海にほど近い川沿い。さらに今回、役所に関係するとみられる建物跡などが発見され、同センターの青山航主任は「一帯が継潮の一部だった可能性がでてきた」とみている。

 風土記に詳しい古市晃・神戸大大学院人文学研究科教授(古代日本史)は「播磨国風土記にしかみられない『継潮』の存在を示す遺構が発掘調査で見つかり、非常に意義深い」と話す。

 同遺跡からはこのほか、県内最古とみられる飛鳥時代の馬の埋葬墓などもみつかった。県教委は4日午後1時半から現地説明会を開く。問い合わせは同遺跡発掘調査現場事務所(079・245・5556)。

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ブランドコンテンツ