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困窮家庭の子供に無料塾 川越の最明寺「夢つかめるよう応援」

 鎌倉時代に建立された川越市の古刹(こさつ)・最明寺で、無料の学習塾「寺子屋」が開かれ、経済的苦境にある家庭の子供たちが学んでいる。副住職の千田明寛さん(32)が市民団体と連携して実現した。「新型コロナウイルスの影響で教育格差が広がった。勉強したくてもできない境遇の子が、夢をつかめるよう応援したい」と話す。

 ◆市民団体と連携

 仏教画が飾られた一室で、中学生5人が国語や数学の問題集と格闘していた。ペンを持つ手が止まると、向かい合う講師が「問題文をよく読んでね」とフォローし、丁寧に解説する。

 寺子屋が受け入れるのは、ひとり親家庭や生活保護受給世帯など、経済的な理由で一般の学習塾に通えない市内の小中学生たちだ。子供の貧困問題に取り組む市民団体が主催し、退職した教師や学生が講師を務める。

 最明寺は3月、この市民団体と連携し、新型コロナの影響で困窮する人に向けて食料品の提供を始めた。受け取りに来た家庭の子をもっと支援したいと団体側から呼び掛けがあり、8月、境内に寺子屋を開設した。

 ◆進路相談も

 中学3年の女子生徒(14)は「お寺の荘厳な雰囲気に包まれ、勉強に身が入る。進路相談もできてありがたい」と笑顔を見せる。千田さんは「勉強だけでなく、若者が地域の大人と交流し、人として成長できる場にしたい」と意気込んでいる。

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