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米子の百塚88号墳 被葬者は「課長クラス」?

 鳥取県米子市淀江町の前方後円墳「百塚(ひゃくつか)88号墳」の発掘調査を進めていた同市文化財団は、墳丘の規模は残存部分で全長26メートル、6世紀後半の築造とみられると発表した。被葬者は淀江平野全体を治める豪族に仕える首長と推定される。

 調査を担当した同市文化振興課の浜野浩美課長補佐は「古墳が築かれたのは大山裾野の先端部分で、海が望める場所。この位置関係から一帯を治めていた首長クラスの古墳だろう。ただ、規模はさほど大きくなく、会社で言えば課長クラスにあたるのではないか」とみている。

 百塚遺跡群では約120基の古墳が確認されているが、ほとんどが円墳で前方後円墳は88号墳ともう1基だけと判明している。

 調査によると、88号墳は前方部が長さ12メートル、高さ2メートル、後円部が直径14メートル、高さ3メートル。前方部で横穴式石室、後円部の頂部では組みあわせた形の箱式石棺が出土した。前方部と後円部が接する墳丘部には何らかの祭祀(さいし)を行ったとみられる場所があり、多数の土器が出土。このうち体長3・5センチの羽を広げた鳥形の小像は、装飾須恵器の一部とみられ貴重な遺物という。

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