PR

地方 地方

菅内閣発足 「知事と連携を」「中小企業支援も」 コロナ禍…都民ら期待と要望

 コロナ禍の中で16日、始動した菅義偉(すがよしひで)内閣。新たな新型コロナウイルス感染者が1日100人超の状態が続く都内で、人々は新政権誕生に何を思い、何を期待しているのだろうか。「夜の街」や下町、町工場などで声を聞いた。

 ◆歌舞伎町

 「コロナに対して、安倍さんよりも迅速、的確な対応をしてほしい」。そう話すのは歌舞伎町の居酒屋「ゆいまーる」経営、佐藤知英子さん(45)だ。「小池知事ともきちんと連携をとって、けんかしないでほしい。死にかけの街を救ってください」

 都の時短営業要請が15日に終わり、「今日から通常の午前5時までの営業に戻す」と話す新宿ゴールデン街のバー「ブルーローズ」経営、池田真理さん(47)は「8月までは応援しに来てくれる常連客もいたが、9月の時短延長で、ゴールデン街はゴーストタウンになった」と嘆く。それでも15日には「これから頑張ろうね」とスタッフと励まし合ったという。菅首相には「PCR検査を誰でも受けられるように政策を進めてほしい」と訴えた。

 ◆下町

 上野・アメ横の商店街。鮮魚店「三幸商店」の店員、橋口利夫さん(55)は、政権に期待することについて「やっぱり景気対策。コロナでゴールデンウイークも夏休みも全滅。日本人も外国人もまだ戻らない。年末の書き入れ時が今から心配だ。税金を引き下げてほしい」と負担減を求めた。

 コロナ流行後、一時休業を余儀なくされたというカツオ節店「伊勢音」の山崎好茂社長(77)は、「休業補償などの申請が複雑すぎる。縦割り行政の弊害だと思うので、解消してほしい」と語った。

 ◆町工場

 コロナ不況に見舞われている町工場。大田区でプラスチック部品を製造する「ヤシマ」の社長、箕浦裕さん(72)は「アベノミクスの『3本の矢』で日本の製造業などの産業を強くするとしていたが、株価や大手企業ばかり注目するのではなく、中小企業にも目を向けてほしい」と求めた。

 「米中貿易戦争や後継者不足、コロナなど三重苦、四重苦で中小企業は大変だ」と箕浦さん。「われわれ自身が頑張るしかないが…。中小への政策も力を入れていただきたい」

 ◆若者

 調布市の大学生、菊池湧生(ゆうき)さん(19)は「前任の安倍さんが長かったので比べられることも多く、プレッシャーもあると思うが、次の選挙に向けて頑張ってほしい」とエールを送る。

 コロナ対策については「ロックダウン(都市封鎖)にならずにここまでこれたのは評価している。冬に向けて、菅さんには感染対策で気を抜かないよう国民に伝えてほしい」。外交についても「11月の米大統領選、強硬になっている中国にも注視しつつ、各国の仲介役を引き続き日本政府としてやってもらいたい」と期待した。

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ブランドコンテンツ