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九州豪雨2カ月 鍾乳洞で熟成、球磨焼酎無事 観光客ら購入、施設復旧目指す 熊本

「球泉洞」で、球磨焼酎を手にする森林組合の松野雄貴観光課長
「球泉洞」で、球磨焼酎を手にする森林組合の松野雄貴観光課長

 九州地方を中心に甚大な被害をもたらした豪雨から4日で2カ月。熊本県球磨村の鍾乳洞「球泉洞」では関連施設が被災した一方、洞内で熟成していた球磨焼酎約300本は無事だった。村を訪れた観光客らが「子供が20歳になったら」「還暦の祝いに」と購入、保管していた。管理する村森林組合の担当者は「記念の一杯を味わい、また復興した村を訪ねてほしい」と話している。

 森林組合によると、球泉洞は昭和48年に発見された総延長約4・8キロの鍾乳洞。約3億年前、海底の石灰岩層が隆起してできたとみられている。洞内は年間を通じて約16度。焼酎の熟成に適した温度といい、最長20年まで洞内に保管できる。焼酎は約130年の歴史を持つ村内の蔵元が製造した。熟成させることで、まろやかな味わいになるという。

 球泉洞は、豪雨で裏山が崩れ、洞窟につながるトンネルや、入り口近くの売店や食堂を兼ねた施設に土砂が流入する被害が出た。森林組合職員らが被災から約2週間後、土砂をかき分けて洞内に入り、数百メートル奥の棚に置かれた焼酎の無事を確認した。

 施設は復旧作業中で、森林組合の松野雄貴観光課長は「村有数の観光資源。年内の見学再開を目指したい」と話した。

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