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【サンライト帳】「ネーミング」

 熊本県・瀬の本高原を源とする筑後川は大分、福岡、佐賀へと流れ、長さ143キロの大河だ。しかし、古くは「千歳(ちとせ)川」「一夜川」とも呼ばれ、筑前、筑後両国の境界を流れるため「筑間(ちくま)川」の名前もあった ▲筑後川と正式に呼ばれるようになったのは寛永13(1636)年のこと。幕府が筑前、筑後の家老を招き、河川名の評定をした。老中が名称はどうするか尋ねたところ、はっとした筑前の家老が、思わず「あの筑後川は…」と口を滑らせた。そこで老中は間髪入れず、「よし決まった。今後は筑後川と呼ぶ」と宣言したというのだ(国土交通省筑後川河川事務所ホームページより) ▼このごろ、不快感を募らせているネーミングがある。1日に何度聞いているか分からない「新型コロナ」という名称だ。今コロナといえば「COVID-19」のことなのだ。いつまで「新型」なのだろう。いずれにしろ、この種のウイルスに、聞こえのいい名前などつけておく必要はない。ネーミングはむずかしい。 (九州総局 永尾和夫)

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