PR

地方 地方

首相辞任表明 群馬知事「歴史に刻まれる宰相」 県内政財界にも驚き広がる

 安倍晋三首相が28日、持病の悪化により辞任を表明したことを受け、山本一太知事は同日、臨時会見を行い、「特別な存在だっただけに辞任は大変残念だ」と話す一方、「一つの内閣でこれほどの業績を残した政権はない。戦後を代表する宰相の一人として歴史に刻まれる」と評価した。県内政財界にも驚きと惜しむ声が広がった。

 山本知事は体調悪化に伴うこのタイミングでの辞任に「首相の仕事は過酷だ。(今後)途中で急に辞任し、政治空白が生じるのを回避したかったのだろう」と理解を示した。

 「安倍1強」ともいわれる安倍首相は長期政権を維持してきた。この間の業績については「国際社会の日本の存在感をこれだけ高めたリーダーは過去にいない」と指摘した。

 山本知事は安倍首相を支援する姿勢から「安倍親衛隊」の一人といわれ、第2次安倍政権では沖縄北方担当相を務めた。昨年12月には知事として豚熱(CSF)対策で安倍首相に直接要望を伝えるなど良好な関係を築いていただけに、「今後は国会議員時代の人脈を生かし、政府への働きかけは支障が生じないようにする」と強調した。

 次期首相への期待としては、コロナ禍と向き合う県知事という立場でもあり、「未曽有の事態への対策をしっかり打ち出せるリーダーだ」と語った。

 突然の辞任表明は、県内の自民党県議らにも衝撃を与えた。自民党県連幹事長の星名建市県議は報道で知り、「まさに寝耳に水で驚いている。せっかく連続在職日数が歴代最長となったのに…」とショックを隠せない様子。

 中曽根康弘元首相の秘書を務めた岩井均県議(自民党)は「夕刻の会見で辞任表明とは想像もできなかった」とし、「持病が悪化するまでコロナ禍への対応に追われ、ストレス解消もままならなかったのでは」。今後は積み残した課題をだれに託すのかが焦点だとした。

 曽我孝之・前橋商工会議所会頭は「最近の様子をテレビなどで見るにつけ、相当、体調が悪いと思っていた。辞任には、よく頑張られたという思いだ。前政権時の辞任への厳しい批判を踏まえ、判断されたのではないか」と語った。

 歴代最長の政権運営には、「やはりアベノミクスにより日本経済の好況を長期間維持された実績が大きい。ただ、その流れがなかなか地方に波及してこない中、コロナショックを受けてしまったことが実に残念だ」とし、後継首相には「米中対立という厳しい国際情勢、先行きの見通せないコロナ禍への対応もあり、ワンポイントリリーフではなく本格政権として安定した日本のかじ取りをお願いしたい」と述べた。

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ブランドコンテンツ