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佐倉に切断障害者サッカーの専用グラウンド完成

 足や腕を失った切断障害のある選手が、つえを使ってプレーするアンプティサッカーの専用グラウンドが佐倉市にできた。運営する団体によると、国内初のアンプティサッカー専用の施設だが、聴覚や知的障害のチームにも今後、利用してもらう。本県でも競技が開催される東京パラリンピックで関心が集まる障害者スポーツだが、現実には練習場所を探すことさえ難しい。“千葉発”の取り組みの行方が注目される。

 専用グラウンドは「ACミランアカデミーパーク」。イタリアの名門クラブACミラン公認のサッカースクール「ACミランアカデミー千葉」などを運営する同市の一般社団法人「ゾナカルチョ」が整備した。傘下には、県内で唯一のアンプティサッカーのチーム「AC Milan BBee Chiba」(選手15人)がある。

 7人制のアンプティサッカーは、足や腕に切断障害のある選手がクラッチと呼ばれる2本のつえを使ってプレーをする。日本アンプティサッカー協会のホームページによると、国内各地で9つのクラブチーム約90選手が活動。ワールドカップも開催されている。

 普通のサッカーでも練習や試合の場所の確保は難しいが、アンプティサッカーの場合は、つえで芝が傷むという理由で拒否されることがあり、専用グラウンドを整備することにした。

 専用グラウンドは屋外(縦約35メートル、横約22メートル)と屋内(縦約20メートル、横約13メートル)の2面で建設費は約1500万円。障害者スポーツを通じた共生社会の実現に賛同する県内外の中小約60企業もスポンサーとなり、協力してくれた。

 同法人の障がい者担当理事、箕輪晃さん(48)は「これから耳の不自由な人のデフサッカーや知的障害者向けサッカーのチーム作りの準備にも入る。障害者スポーツは本人と家族にとって大切な居場所であり、夢となっているが、現実は練習場所も限られている。東京など広いエリアからも来場いただき、障害者専用サッカーの拠点を目指す」と話している。

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