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熊本・球磨村で酷暑の中、汗ぬぐい作業 土砂積もり手つかず地区も

 九州各地の被災地では4日、照りつける酷暑の日差しの下、住民やボランティアらが汗を拭いながら、家にたまった土砂やごみを片付けていた。1カ月が経過した今もなお、復旧が手付かずの地域も目立つ。

 熊本県球磨村を流れる球磨川の両岸は深くえぐられている。土台を残して流れた橋に、ひしゃげた線路。村内には、車や家が土砂に埋もれたままで、人の姿がほとんどない地区もある。

 「地区が孤立していたので、やっと片付けを始められた」。ボランティアに手伝ってもらった球磨村の高沢良子さん(79)はうれしそうな様子。ほぼ無傷で見つかった亡き夫との記念写真を大切そうに手にし「120点満点の人だったのよ」とほほ笑んだ。

 球磨村の別の地区で作業していたボランティア高橋伸幸さん(40)は、台風で自分が被災した時に助けてもらったことがあるという。「恩返しがしたいと思って」と、泥にまみれた住宅の床板を、力を入れて剥がしていった。

 気象庁によると、人吉市ではこの日最高気温34・8度を記録。朝から旅館で片付けを続けていた従業員有田光喜さん(58)は、何度も汗を拭いながら「やるしかない」と、自分に言い聞かせるように話した。

 大分県日田市の天ケ瀬温泉には「スーパーボランティア」として知られる県内在住の尾畠春夫さん(80)の姿。手押し車いっぱいに土砂を載せ運んでいた。「少しでも困っている人がいれば助けたい」。赤いタオルを絞ると、汗が滴り落ちた。

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