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豪雨被災地の大牟田へ観光列車 JR九州と西鉄連携

JR九州の観光列車「A列車で行こう」
JR九州の観光列車「A列車で行こう」

 JR九州と西日本鉄道は9月10日、両社の観光列車に乗って今月の豪雨で被災した福岡県大牟田市を訪れ、世界文化遺産の構成資産などをめぐる日帰りツアーを行うと発表した。福岡市を発着する。九州の観光業は、新型コロナウイルスの感染拡大と、今月の豪雨で打撃を受けており、競合する鉄道大手2社がタッグを組んで活性化を目指す。

 旅行大手のクラブツーリズム(東京)がツアー商品を発売した。東京居住者以外は政府の観光支援事業「Go To トラベル」を利用でき、割引後の参加料金は1人当たり1万8900円(大人、子供同額)。

 JR九州は、普段熊本県内で運行している観光列車「A列車で行こう」を博多(福岡市)-大牟田間で走らせる。西鉄は、西鉄福岡(福岡市)-大牟田間で運行している観光列車「ザ レールキッチン チクゴ」を利用する。

 ツアーは、「博多発-西鉄福岡着」と「西鉄福岡発-博多着」の2コースを用意。途中の大牟田駅では2つの観光列車が同時に発着するので、両社は「普段は見られない並走シーンが実現するかもしれない」としている。

 「炭鉱の街」として栄えた大牟田市では、世界文化遺産に登録された「明治日本の産業革命遺産」の構成資産の宮原坑や、大牟田市石炭産業科学館を訪問する。かつて石炭を運搬するのに使われ、三井化学が今年5月まで大牟田工場(同市)に原材料を運ぶ貨物列車を走らせていた専用線や機関庫も見学する。

 両社は、それぞれの観光列車を活用し、今回の豪雨災害で大きな被害を受けた同市の復興を後押ししたい考えだ。

 JR九州の青柳俊彦社長と西鉄の倉富純男社長は昨年10月、そろって記者会見し、人口減少を踏まえ輸送サービスでの連携を発表した。鉄道とバスの乗り継ぎをスムーズにするダイヤ調整などで関係を深めており、今回の取り組みも連携策の一環だ。

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