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土木技術者・大畑才蔵没後300年、地元・橋本でシンポ開催へ 顕彰団体がDVD付き書籍も作製

 江戸時代の土木技術者として、紀の川周辺の水田開発に貢献した橋本市出身の偉人、大畑才蔵(1642~1720年)。才蔵の顕彰団体「大畑才蔵ネットワーク和歌山」では、今年が才蔵の没後300年にあたるのを記念し、12月にシンポジウム開催を計画している。DVD付き書籍の配布を予定しており、松田良夫会長は「節目の年にふさわしい事業にしたい」と意欲をみせる。

 顕彰団体によると、才蔵は学文路(かむろ)村(現橋本市)出身。家業の庄屋を継ぐと、開墾指導など実績を積み、新田開発による年貢米増収を目指す紀州藩の役人に取り立てられた。

 水を目的地に引くため、土地の高低を測量する器具「水盛台」を考案。用水路の完成に尽くし、荒れ地や畑を水田に変えて藩財政の立て直しに貢献した。さらに、紀の川北側の水不足だった地域の問題解消にも努めた。

 紀の川市とかつらぎ町にまたがる穴伏川に架かる水路橋「龍之渡井(たつのとい)」は、後にレンガ造りとなり、国登録有形文化財になっている。

 橋本市内外の個人や法人でつくる顕彰団体では、これまで地元の公民館に才蔵の功績や生涯を紹介する漫画冊子を寄贈。才蔵ゆかりの用水路をめぐるツアーなども実施してきた。

 今年は才蔵の没後300年にあたるため、関係者が語る才蔵のエピソードや、才蔵の手掛けた龍之渡井、紀の川周辺の環境などを紹介するDVD付き書籍を作製する。

 12月には、市内で才蔵の偉業を語り合うシンポジウムを計画。会場の新型コロナウイルス対策も徹底し、有識者の講演や創作劇などを予定している。

 松田会長は「70歳を過ぎても仕事に精を出した才蔵は、高齢化社会の今、勇気を与えてくれると思う。多くの人に偉業を知ってもらう機会とするため、充実した内容にしていきたい」と話している。

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