PR

地方 地方

吉野山に初の「うなぎ屋」 きょう土用の丑の日、注文殺到

 吉野町吉野山の上千本地区で旅館や料理店を営む「太鼓判」が、コロナ禍をきっかけに「うなぎ屋」を始めた。本格的なうな丼を出す店は吉野で初といい、21日の「土用の丑の日」を前に約50食の注文が舞い込んだ。

 うなぎ屋を営むのは、生駒市内にかつてあった和食の創作料理店「文助(ぶんすけ)」で修業経験がある太鼓判専務の東広明さん(36)。当初は宿泊客にウナギの会席料理を提供しようと考えていた。今年3月、会席メニューを決めて写真撮影までした段階で、新型コロナウイルスの影響で宴会ができなくなり、断念を余儀なくされた。

 その頃、吉野町商工会青年部や町役場の有志らが飲食店や土産物店を応援しようと、テークアウトや宅配のメニューを紹介するサイト「吉野百貨店」を立ち上げ、青年部副部長の東さんはうな丼をエントリー。4月23日に販売を始めたところ、好評を得たため、運営する大衆料理店を本格的なうなぎ屋にリニューアルする決心をしたという。

 全国有数のウナギ産地で知られる愛知県西尾市一色町の「一色うなぎ」をほぼ毎朝仕入れ、高級な「三河みりん」と地元吉野の尾上醤油(しょうゆ)店のしょうゆを使った特製タレで焼く。

 東さんは「遠くからのお客さんは柿の葉すしや葛など吉野の特産品を求めて来られるが、県内からはウナギも目的に来てもらえたらうれしい」。太鼓判社長で吉野山観光協会長も務める父の利明さん(67)は「ウナギは万葉集にも登場する食べ物。万葉集ゆかりの吉野ですので、新しい名物になれば」と観光振興も期待する。

 うな丼(う巻き卵と肝吸い付き)は、松(1尾半)4千円▽竹(1尾)3千円▽梅(4分の3尾)2600円▽桜(2分の1尾)1900円。肝吸いが付かない持ち帰りは各100円引き。問い合わせは太鼓判(0746・32・3071)。

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ブランドコンテンツ