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九州豪雨で流木が沿岸を大量漂流 熊本県などノリ漁への影響懸念

熊本県八代市で行われる流木の撤去作業
熊本県八代市で行われる流木の撤去作業

 九州を襲った豪雨の影響で熊本県の八代海などに漂流している流木の回収量が、熊本、鹿児島両県に大雨特別警報が出た4日からの10日間で、計約5400立方メートルに達したことが14日、国土交通省九州地方整備局への取材で分かった。昨年1年間の計約1353立方メートルを大きく上回っているが、漂流している流木のごく一部とみられ、国や県は撤去を急いでいる。

 同整備局によると、スギなどの流木のほかヨシといった植物も漂流。氾濫が起きた球磨川が注ぐ八代海での回収量が大部分を占めている。

 流木などの一部は漁港や海岸に漂着、熊本県はその量を八代海沿岸で約3万立方メートル、有明海沿岸で約3千立方メートルと予想。また、流木は大分県の別府湾でも確認されており、回収量をはるかに上回る流木などが漂流しているとみられる。

 漂流物があると、タンカーなど大型の船舶がスクリューに巻き込む可能性がある。同整備局の清掃船やクレーンを搭載した民間の台船が撤去作業中。担当者は「繊維強化プラスチック製の漁船やプレジャーボートは流木に激突すれば沈没する危険性がある。あらゆる船が安全に航行できるようにしたい」と話す。

 漁業者には不安が広がる。養殖ノリで知られる有明海では流木やごみが冬まで漂い続ければ、ノリ網を痛める恐れがある。

 佐賀県有明海漁協の関係者は9月ごろから網を設置するため「8月中には海を元の状態に戻したい。梅雨が明けたら漁協の組合員も清掃に参加する」と語った。

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