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九州豪雨 JR17路線345カ所で被害 3セク含め復旧長期化

線路が土砂に埋まったJR肥薩線の坂本駅=熊本県八代市
線路が土砂に埋まったJR肥薩線の坂本駅=熊本県八代市

 九州地方に大きな被害をもたらした豪雨の鉄路への被災状況が明らかになってきた。JR九州は13日、大規模な土砂流入や鉄橋・盛り土の流出など計17路線、345カ所の被害が判明したと発表した。特に久大線や肥薩線、鹿児島線の3路線で被害が大きく、熊本と鹿児島県内を走る第3セクター路線も厳しい状況だ。いずれも完全復旧に要する時間は長引くとみられ、費用は各社の経営を圧迫する。

 「全体が把握できていないから、現時点ではお知らせできない」

 13日、記者会見で、復旧時期や費用について質問されたJR九州の担当者は、こう語った。線路を歩くなどして確認作業を進めているが、詳しい被災状況を把握できていない部分も多いという。3日から10日の間で、20路線で4550本が運休し、19万人に影響が出た。

 復旧に時間がかかると見込まれる中、JR九州は不通区間の一部でバスによる代行輸送を始める。14日から大分県内の久大線の由布院-向之原間で代行バスを運行。向之原以東の大分駅方面は鉄道が通っており、大分駅と有名温泉地の由布院駅を結ぶ交通手段を確保する。同県は9日から通学用の臨時バスを運行中。

 被災地で運行する3セクの状況も厳しい。

 利用客のうち高校生が8割を占めるくま川鉄道(熊本県)は全線が不通に。沿線に多数の学校がある肥薩おれんじ鉄道(熊本、鹿児島県)も45カ所で土砂流入などの被害が発生し、八代-水俣で当面の間、運休する。復旧まで時間がかかれば、地域から学生や子育て世帯の流出につながりかねない。ただ、経営基盤が弱い3セクには復旧費用負担は重くのしかかる。

 赤羽一嘉国土交通相は7日の記者会見で「いずれも地域住民の生活の足で、鉄道事業者と連携した対応をしっかりと進める」と述べた。

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