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九州豪雨 泥出し「人手足りぬ」 降り続く雨、ごみ処理難航

旅館「小松屋」で片付けを手伝うボランティアら=11日午前、大分県日田市の天ケ瀬温泉
旅館「小松屋」で片付けを手伝うボランティアら=11日午前、大分県日田市の天ケ瀬温泉

 土砂に覆われた街で、復旧への歩みが始まった。九州地方に甚大な被害をもたらした豪雨発生から1週間となった11日、熊本県人吉市の災害ごみ置き場では泥まみれの家財道具を運び込む人が長蛇の列を作った。大分県には家屋の泥出し作業を支援するボランティアが入った。一方、未明の雨で川が増水し、作業が阻まれる地域もあった。

 曇天の中、熊本県人吉市の災害ごみの仮置き場に通じる道路には、水につかった畳やマットレスなどを荷台いっぱいに載せたトラック数十台が、受け入れ開始前から列を作った。市は仮置き場にぬかるみがあったとして、受け入れ時間を午後1~4時に限定していたが、11日から午前9時~午後4時に拡大。朝6時から並んだという錦町の自営業、田代幸介さん(63)は「仮置き場を増やしてほしい」と訴えた。

 雨がやみ、気温が上がり始めた大分県日田市の天ケ瀬温泉街では、ボランティア13人が旅館「小松屋」の泥をかき出した。参加した「ボランティアネットワーク『チーム大分』」の梅山忠信代表(79)は「一日でも早く片付けを終わらせないといけない。人手が足りない」と話した。

 一方、熊本県球磨村では未明に降った強い雨の影響で、球磨川が増水し、高台にある公園に避難する住民も。浸水した自宅の清掃をしていたという同村の無職、山口森義さん(74)は「ごみの撤去がはかどっていたのに。雨が続き、先が見通せない」と声を落とす。

 同県人吉市社会福祉協議会も川の増水を受け、この日はボランティアの受け入れを取りやめた。担当者は「昨日は県内から59人が駆けつけてくれたが、今日は安全のため中止せざるを得ない」と話した。

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