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豪雨 農業被害も拡大 熊本、田や葉タバコ畑冠水

福岡県久留米市で冠水被害にあった畑を見つめ、ぼうぜんとする農家の女性
福岡県久留米市で冠水被害にあった畑を見つめ、ぼうぜんとする農家の女性

 梅雨前線の影響で広い範囲を襲った豪雨は、九州の農業、観光などの産業に甚大な被害をもらしている。農業や観光は九州経済の成長の柱と期待されるが、新型コロナウイルスによる打撃と相まって、感染症と自然災害の「ダブルパンチ」を受けた格好だ。復旧・復興を後押しする取り組みはみられるが、今後も続くと予想される大雨による被害が懸念されている。

 豪雨は農業に大きなダメージを与えている。各県は被害状況の把握を急いでいるが、未確定な部分も多い。今後12日ごろまで再び非常に激しい雨が降る可能性があり、関係者は被害の拡大を警戒している。

 熊本県のまとめでは、9日午後3時現在で田んぼ451ヘクタールに土砂流入などの被害があり、国内最大の生産量を誇る葉タバコの畑は計150ヘクタールが冠水した。他にも、農業機械の損壊なども多数確認されている。県担当者は「まだ全容は分からず、被害額算定には至っていない」と声を落とす。

 長崎県でも8日正午現在で110カ所の農地で冠水などの被害が生じた。佐賀県は、まだ県内の状況取りまとめができていないが、被害は多数出ているとみられる。福岡県でも筑後川流域で多数の田畑に被害が出た。

 各県は、今後も続く豪雨による二次被害を抑えようと、冠水した田畑の病害虫対策などの情報提供を進めている。

 九州7県の農業生産額(平成30年)は約1兆7千億円で、全国の約2割を占める。人口や経済規模が全国の1割程度の水準にあることから「1割経済」と称される九州にあって農業の存在感は大きい。しかし、度重なる豪雨災害によって農業関係者は疲弊している。

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