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巨大台風接近12時間前に東京湾外へ 千葉港、船舶の避難ルール改定

 千葉海上保安部などで構成する千葉港台風・津波対策委員会は、千葉港の台風接近時の船舶避難に関するルールを改定した。昨年の台風15号では東京湾内に避難した船が流されて橋にぶつかるなどの被害が出たため、勢力の強い台風の直撃が予想されるケースでは強風域がかかる12時間前までに、台風の影響がより少ない東京湾外へ避難するよう勧告する条項を設けた。

 これまでのルールでは、台風が千葉港に接近する可能性が極めて高い場合などに総重量500トン以上の船舶に対して、岸や桟橋から離れ、東京湾内などの安全なところへ避難するよう勧告していた。

 しかし、昨年の台風15号の際には、東京湾内に台風の通過を待つ船舶約350隻がひしめき、そのうち約120隻は船がいかりごと流される走錨(そうびょう)の状態に陥った。千葉港では走錨による事故はなかったものの、横浜港では貨物船が海上にかかる橋にぶつかる事故が起きた。

 今回のルール改定では、台風接近時の通常の警戒体制とは別に、勢力の強い台風(最大風速40メートル以上)が東京湾を直撃する恐れがある場合の対応を新設。千葉港から東京湾外の安全な海域まで避難するのに12時間程度かかることを考慮して、東京湾が強風域にかかる12時間前までに、総重量に関係なく全ての船を対象に東京湾外への避難勧告を出すとした。

 同海保の担当者によると、東京湾にある他の港でも同様のルール改定が行われるという。

 県港湾課によると、令和元年の千葉港の貨物取扱量は約1億4千万トンで、18年連続で全国2位となる見込み。扱っている貨物の半分以上を油や天然ガス、化学物質などの危険物が占めている。

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